【ふんわりかわいい色｜パステルカラー印刷（コズふわ印刷）】 | 株式会社藤和

デザインのひきだし38（グラフィック社編集部編）に掲載された
【祖父江慎の実験だもの】、ご覧いただけましたでしょうか？

アートディレクターの祖父江慎さん・インキメーカーのT&K TOKAさんと
タッグを組み、弊社で新しい印刷表現を模索しました。
“ 夢かわいく（ゆめかわ）・澄んでいて（クリア）・鮮やかなパステルカラー ” を求め、
配合した特色を５種の紙にそれぞれ印刷し、計150パターン以上の表現を作成。

かわいい見た目に仕上がったインキの配合ルールを見つけ、それに則った４色の特色をチョイスしました。

その時に誕生したインキを「コズふわインキ」
そのインキを使用した印刷を「コズふわ印刷（パステルカラー印刷）」
と名づけました。

今回はこの “ゆめかわいいパステルカラー” の印刷表現が
完成にたどり着くまでの軌跡を、画像とともに少しだけご紹介します。

【その1：面白そうなインキ組み合わせでまぜまぜテスト！特色22色印刷】

このテストのすごいところは、4色機で6回インキを入れ替えて印刷しているところ…！
同じインキの組み合わせ部分は通常網点の掛け合わせで表現したりするんですが、
今回はインキとインキを混ぜ合わせた特色インキを作るのが目的。
なので、全色特色扱いになります。（特色22色！）

※配合値は伏せています

（参考）使ったインキ一覧
ベストワンGIGA白／タイガーシルバー／ベストワンパール／ベストワンブロードシアン／ベストワンGIGA353原色藍／ベストワンGIGA305群青／ベストワンキレイナプロセスブラック／FLASH VIVA DX850アポロシアン／FLASH VIVA DX700ダイアナグリーン／FLASH VIVA DX600ジュピターイエロー／FLASH VIVA DX450マーキュリーオレンジ／FLASH VIVA DX160マーズマゼンタ

テスト印刷なのでインキも1色1色量を測って練り合わせていて、
オペレーターの苦労が垣間見えました（ありがとう）
ちなみに用紙はコート紙と上質紙を採用しています。

【その２：少し絞り込んでゴールを目指すまぜまぜテスト！特色24色印刷】

1回目のテストの中で再現したいインキの方向性が見えたので、
それを表現する色とそれに近い表現になりそうな色、特色24色で再度テストをしました。

こちらも4色機に6回通して印刷しています。
実際にデザインのひきだし誌面に数種の用紙を使って掲載する予定だったので、
こちらのテストでは、コート紙／上質紙／色上質紙／クラフト紙／純白ロール紙の5種を使用しました。

※配合値は伏せています

（参考）使ったインキ一覧
ベストワンGIGA白／ベストワンスーパーテックGTイエロー／ベストワンスーパーテックGTプロセスシアン／ベストワンGIGA305群青／FLASH VIVA DX900ネプチューンブルー／FLASH VIVA DX700ダイアナグリーン／FLASH VIVA DX610サタンイエロー／FLASH VIVA DX450マーキュリーオレンジ／FLASH VIVA DX350プルートレッド／FLASH VIVA DX200ヴィーナスピンク

これらのテストを経て、“ 夢かわいく・澄んでいて・鮮やかなパステルカラー ”として選ばれた特色が下記の４種になります

● コズふわオレンジ（COZ＋FUWA ORANGE）
TOKA FLASH VIVA DX450（マーキュリーオレンジ）＋ベストワン GIGA 白
● コズふわピンク（COZ＋FUWA PINK）
TOKA FLASH VIVA DX200（ヴィーナスピンク）＋ベストワン GIGA 白
● コズふわグリーン（COZ＋FUWA GREEN）
TOKA FLASH VIVA DX700（ダイアナグリーン）＋ベストワン GIGA 白
● コズふわシアン（COZ＋FUWA CYAN）
TOKA ベストワンスーパーテックGT プロセスシアン＋ベストワン GIGA 白