視覚、そして触覚までデザインできる「UV厚盛りニス」という印刷加工をご存じですか?
UV厚盛りニスは、指定した部分に透明なニスを「ぷっくり」と盛る加工です。
光を受けると艶やかに反射し、実際に触れるとその盛り上がりも感じることができます。
“印刷物の質感演出” として、ワンランク上の表現が可能になる加工です。
そんなUV厚盛りニスを使って、
人の目を惹きつける夏らしいモチーフで表現した4種のサンプルをご紹介します。
1|金魚が泳ぐ、水面のきらめき
透明感のある青い水紋に泳ぐ真っ赤な金魚。
この金魚にだけUV厚盛りニスを施すことで、
まるで水滴をまとったかのようなツヤが浮かび上がっています。
どこか動きを感じる、情緒ある仕上がり。
特に和の飲食店メニューや日本風のパッケージ、イベントのDM・フライヤーにも映える表現です。
2|ビールジョッキに、水滴が浮かぶ
夏といえばビール。
グラス表面にUV厚盛りで小さな水滴を再現したこのサンプルは、
見た目に冷たさを連想させ、触ることでさらに驚きも与えます。
特に暑い夏には「飲みたい!」という欲求を刺激します。
飲料メーカーや居酒屋チェーンのキャンペーンPOP、限定ラベルなどにも応用できます。
3|イベントに、艶でロゴが踊る
マットな黒背景に、UV厚盛りニスで描かれたフライヤー風デザイン。
通常の印刷では再現できない、
まるで夜のライトが反射したような立体感が生まれ、手に取った瞬間に目を引き込ませる圧倒的存在感。
夜のイベントや高級感を演出したいブランドのパッケージや販促にぴったりです。
4|色鉛筆で描いた線を、そのまま盛り上げる
色とりどりの色鉛筆で描いた線。
その色ごとにUVニスを重ねたサンプルでは、
「描いた色そのままに」立体感を出す表現が可能に。
繊細でアナログな質感を活かしながら、印象に残るパッケージやDMに仕立てられます。
手描きテイストのブランドや、教育・アート系コンテンツとも好相性です。
本当に必要?|それでも「やりたい」と思わせる力
情報が溢れる夏の販促時期においては、
ほんのわずかな立体感や光の反射で五感を刺激させることが、選ばれる理由になることも少なくありません。
UV厚盛りニスは、通常の印刷に追加するためコストが上乗せされますが、
それ以上に「成果として返ってくる」という価値があります。
高価格帯の商品やブランドのキャンペーン、記憶に残したい夏季限定のイベントなど、
「本気で印象を残したい」時こそ、UV厚盛りニスの力が発揮されます。
最後に|アイデア次第で、どんな表現にも応える
UV厚盛りニスは「どこに、どれだけ盛るか」で 印象が大きく変わります。
光と手触りをデザインに取り入れて、“見るだけ”の印刷から、“感じる”印刷へ。
夏の販促に、一味違うアプローチをご検討されてはいかがでしょうか。