こんにちは、印刷会社藤和の営業Pよ。
お客様から「印象に残るものにしたい」「ブランドらしさを表現したい」という相談をいただくことがよくあるの。
多くの方がまず考えるのは、印刷する色や加工のこと。
でも実は、どんな紙を選ぶかも、印象を大きく左右する大切なポイントなのよ。
今回ご紹介するのは、長年愛され続けているファインペーパー、NTラシャ。
豊富な色展開とやわらかな風合いで、「印刷だけでは表現できない魅力」を引き出してくれる紙よ。
NTラシャってどんな紙?

NTラシャは、100色以上の豊富な色展開と、細かな凹凸のあるやわらかな風合いが魅力のファインペーパーよ。
紙色や質感を活かした表現が得意で、名刺やショップカード、ステーショナリー、商品タグ、冊子の表紙など、幅広い用途で使われている定番紙なの。
連量※ のバリエーションも豊富で、用途に合わせて選びやすいのもポイントね。
FSC®認証対応銘柄もあって、環境に配慮した印刷物にも選ばれているわ。
ちなみに名前の由来は、『N』は日清紡、『T』は竹尾(販売代理店)、『ラシャ』は羅紗織りの肌合いを表現しているそうよ。
※「連量」っていうのは、紙の厚さを表す目安になる「紙の重量」のこと。
こちらのページも参考にしてみてくださいね → https://www.towaprintinglab.com/post/vol19
紙色が主役になるデザイン
たとえば、カードや名刺を作るとき。
白い紙にフルカラーで印刷する方法もあるけれど、NTラシャなら紙色そのものをデザインの一部として活かすことができるのよ。

濃い黒(漆黒)のNTラシャに金箔を乗せたり、濃紺(あい)や深い赤(濃赤)のNTラシャに銀箔を乗せたり。濃い色の紙を選んで、箔押し加工をすると映えるのよね。

他にも、ベージュや薄いグレー系(グレー20・銀鼠など)のNTラシャに墨1色で印刷するだけで、シンプルな名刺にも表情が出て素敵よね。
紙色を主役にすることで、印刷色をたくさん使わなくても十分印象的になって個性が出るの。紙色や質感そのものが、印刷では表現できない存在感を生み出してくれるってわけ。
ブランドらしさを伝えるアイテムに

NTラシャはショップカードや商品タグとの相性も抜群よ。
たとえば、アパレルブランドなら、ダークグレー(グレー70・90)のNTラシャにシンプルな白印刷をすることで、上質感がありつつもクールな世界観に。
洋菓子店なら、やわらかなアイボリー系(カシミヤなど)のNTラシャにブラウン1色印刷することで、ナチュラルで温かみのある世界観を持たせることができるわね。
紙色そのものがブランドカラーの役割を果たしてくれるから、印刷色を増やさなくても世界観を表現できるってわけ。
冊子の表紙にもおすすめ
NTラシャは冊子の表紙に使われることも多くて、会社案内やブランドブックの表紙に使うのも人気よね。
本文は一般的な用紙を使用し、表紙だけをNTラシャにすることで、コストを抑えながら特別感を演出することができるわ。

箔押しや空押しを組み合わせれば、さらに印象的な一冊に◎
特に「上質な印象を出したいけれど、加工を盛りすぎたくない」という案件にはぴったりでおすすめよ。
個人的には、落ち着いたグレーの紙に空押しだけの表紙なんて好きな感じね。
色を選ぶときの注意点
そうそう、色のついた紙への印刷は注意が必要よ…!
たとえば、黄色系の紙に水色を印刷しても、モニターで見たような水色にはならず、少し黄色みが入った緑色寄りの、水色になるのよね。
これは紙色の影響を受けるためね。
NTラシャは、色を正確に再現するための紙というより、紙色もデザインの一部として楽しむ紙。そう考えて、表現の幅を広げて欲しいわ。
※紙色が印刷色に与える影響については以前の記事「紙色とフルカラー印刷の話」もぜひ参考にしてみてくださいね。
『紙色とフルカラー印刷の話』|https://towaprint.com/new/11316/
おわりに
派手ではないけれど、さりげなく記憶に残る表現ができるのが、NTラシャの魅力。
「紙に何を印刷するか」だけでなく、「どんな紙を選ぶか」。
「紙色を活かす」という選択が、印象に残るデザインにつながっていきますね。
ぜひ次の印刷物では、紙選びからデザインを考えてみてくださいね。

