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【第三回 見る場所によって色って変わる??-メタメリズム-】ごりさんの印刷用語解説

ちゃお(・o・)>ごりさんです(VoV)/
正月気分もすっかりなくなりましたね!

さて、遅くなってしまいましたが新年一発目の《ゴリさんの印刷用語解説》♪
第3回目は、
【見る場所によって色って変わる??-メタメリズム-】というテーマでお話しします。

 

皆さんは、同じ色で合わせて買った洋服なのに、それを身につけて外出した時に
「陽の光の下で見た色がなんか違うな>< 合ってないじゃん!!!」と、
感じたことがありませんか??

 

 

この現象はメタメリズム(条件等色)と呼ばれ、
①光源
②物体色
③人間の色覚
といった3つの要素により引き起こされる現象なんです。
まずは、この3つの要素について説明します!

 

① 光源とは
太陽光や電灯のように自分で光を出す物を発光体と言いますが、この発光体の中でも、
物を見るためや写真を撮るために使われているものをとくに光源といいます。

② 物体色とは
光源からの光が物体に当たって、その物体特有の波長毎の反射(透過)特性の影響を
受けた光が眼に入って視細胞(錐体)を刺激することによって認識される色を物体色といいます。

③ 人間の色覚とは
物体色の説明にあるように、物体から反射された光が僕たちの目で感知されて
はじめて色として認識されますが、僕たちの目には赤緑青(RGB)の波長を持つ光を感じる細胞があり、
目の中の3種類の細胞がどんな割合で感知しているかにより、色の違いを感じています。

この3つの要素で引き起こされるメタメリズム。この現象は、印刷物でも起こります!!!

 

メタメリズムによるトラブルの発生を防止するには、
色見本と印刷物の分光特性(波長毎の反射特性)を一致させることが大切になってきます。

顔料(インキ)の種類が違う場合は光源によって色評価にばらつきが出ますので、
工場で色が合っていても、自社に帰って見たときに色が合っていないというトラブルが起こり得ます。
この場合は、色の評価を行う際、評価する場所の光源を同一にすることが必要になります。

根本的にトラブルを無くすには、
色見本と印刷物に使用する顔料(インキ)の種類を一致させることが必要になります。
そうすれば光源を変えても見える色は変化しなくなります。
ただ・・・顔料や光源を一致させるのはなかなか困難なことですよね><

 

ちなみに♪
弊社工場では、このような現象をなくすために5種類の光源を印刷機の近くに常備しています!!

 

 

あらかじめ光源の確認を取る事ができれば、
お客様が普段印刷物を見る場所と同じ光源の下で印刷物の色を確認することができるので、
持ち帰って自社で見比べてみても、
「さっき工場で見た色と違う!!?」ということが起こりにくいのです。

色がシビアで印刷の立会いがしたい!自分で色のOKを出したい!という方、
是非御社と同じ光源の下で、色のご確認をしていただけたらと思います。

では、また第4回目で!!

 

 

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