こんにちは!印刷課のYです!
今回はインキローラーのメンテナンスについてお話ししようと思います。
インキローラーは
・インキを練る
・インキをインキツボから版面まで転移させながら運ぶ
等の役目をしています。
ですが一定の期間使っていくと、ゴムの劣化とグレーズ(インキに含まれる樹脂、ガム、紙粉など)が蓄積し、
インキが転移しにくくなるので、定期的にメンテナンスを行う必要があります。
ローラーには、金属ローラーとゴムローラーがあり、ゴムローラーは、
1年使用して、ゴム会社に巻き替えを委託します。
巻き替え後のローラーを使用してから、6カ月後に研磨し、
その3ヶ月後に再び研磨し、さらに3カ月後に巻き替えに出しています。
金属ローラーも、ゴムローラーと同様に研磨します。
研磨剤は上の2種類をローラーによって使い分けています。
ローラーを研磨剤を使って磨いていきます。
グレーズは、こびりついているので、力を入れて磨く必要があります。
研磨できました。
ローラーの色が結構変わります。
ローラーの端にインキカスが溜まっています。
これが剥がれ、ブランや版に行ってしまうと、印刷物にヒッキー(ドーナッツ状の白抜け)が
ついてしまう原因となるので、プラスチック製のヘラでおおかたのインキカスを
削り落してから研磨剤を使って除去します。
インキカスが無くなりました。
以上のメンテナンスは三鷹工場半裁機では、1ユニット(約20本のローラー)あたり約1時間半かかります。
今回はインキローラーのメンテナンスをご紹介しました。
メンテナンスをしっかりして、良い印刷物ができるよう頑張っていきます!
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