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【第7回 紙目ってなんだろ?】ごりさんの印刷用語解説

ちゃお!ごりさんです。
《ごりさんの印刷用語解説》♪

第7回目は【紙目ってなんだろ?】というテーマでお話しします。
印刷業界に携わっている人なら必ず耳にする【紙目】という言葉。
みなさまは紙目についてご存知ですか??

そもそも紙に目があるの!?と不思議に感じちゃいますよね。

…実は…あるんです!

 

紙目とは、紙の目、流れ目などとも言われますが、
紙を構成している繊維の流れる向きのことを言います。
紙は、パルプなどの繊維を一定の方向に流しながら製造されていくため、
その繊維が進行方向に揃っていくことから目ができるとされています。

紙目は、【 縦目(T目・タテ目)】と【 横目(Y目・ヨコ目)】の2種類で区別されます。
印刷用に断裁された用紙(全紙)の長辺に沿って平行に繊維の流れ目がある紙を縦目(T目・タテ目)
長辺に対して垂直に繊維の流れ目がある紙を横目(Y目・ヨコ目)といいます。

 

 

紙には、紙目に対して平行に折り曲がりやすい裂けやすい等といった特徴があるので、
紙目の見分け方としては紙を折ってみる、裂いてみる等して調べてみるのも面白いかもしれないですね♪
用紙を持って垂らしてみたときに、丸まらずにだらーんと下に落ちる方が
流れ目という見方もあるみたいですよ!これは中吊り広告などで知っておくと良い知識です!

 

 

折り加工がある印刷物はチラシ、パンフレット、招待状、往復はがきなど様々な製品があります。
皆さんは折り目はピシッと綺麗に折られていて当たり前だと思いますよね?!

しかーし!用紙の種類や用紙の厚みなどによって、工夫をしないと綺麗に折れない場合があります。
その原因にこの紙目が大きく関わっています。

折り加工のある製品については、折る方向に紙目を合わせる(順目)
綺麗に折れ、折り目が割れにくくなります。
特に書籍類などは背に対して平行に紙目を合わせてあげると折りも綺麗に仕上がり、
さらにページも開きやすくなるので、
印刷用紙は仕様・面付けを確認してから手配し、面付けする際は、
この紙目に対して十分注意して進行しています!

 

ちなみに、紙目と折り目を合わせているのに
用紙が厚すぎて綺麗に折り加工ができない><なんていうこともありますが、
その場合は、事前にスジ押しを入れて回避するなんて手法もあります。

紙が薄い場合は、逆目(紙目と垂直方向)の方が綺麗に折れる場合もあるなど、
紙目に関して一概には言えない部分もあります。
ある程度知っておくと良い知識ではありますが、基本的には印刷所の方で仕様を確認し、
ご提案や手配をしていますのでご安心くださいね。

 

紙目についての詳しい内容や製品別の具体例、比較画像などは
こちらも非常に参考になりますので、是非ご覧ください♪
【デザイナーのための印刷研究所|Q&A 紙目】https://www.towaprintinglab.com/qa-5

紙目についてイメージしてもらえましたか☆?
今回はこの辺りで!

それではまた次回!!

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