こんにちは。印刷課のYです!
特練りインキを印刷時同様の膜厚にのばし、
色見本と一致しているかを事前に確認する「色のばし」。
今回はわたくし印刷オペレーターのYが、この「色のばし」を行う際に気を付けていることを3つお話しします。
ここをきちんと押さえておかないと、実際に印刷する際の正確なインキの色を確認できないので、丁寧に正確に行う必要があります。
※特練り(特色)インキとは、特別に調肉(調合)したインキのことです。
印刷では、特色インキを使うと色を1色で表現でき、版数を減らせるメリットがあります。
例えば、赤色の場合、通常はマゼンタとイエローの2版を使いますが、特色インキなら1版で済みます。
色のばしで気を付けていること
【その1】色のばしに使用する紙は平滑性の高いアート紙を使う!
紙が平滑でないと、色のばしした色に濃いところと薄いところが出来てしまいます。
紙の表面にパウダーなどの異物が付着していないことも大切です。
【その2】色を均一な膜厚にのばす!
むらが出来てしまうと、正確な色の判断が出来なくなってしまいます。
むらなく均一にインキをのばしていくことが大切です。
【その3】こすらないように色のばしをする!
こすってしまうと、のばした色の表面に傷がつき、均一に見えなくなってしまいます。
こすらずにトントンと叩いてのばしていきます。
以上が「色のばし」で気を付けていることです。
しっかりポイントを押さえて行うことで、正確な色の確認ができます。
色伸ばししている様子はこちらの動画からご確認いただけます!
【実演】特色インキ「草」を作ってみた!【オフセット印刷】
https://youtu.be/1z9AuwKsaZ4?si=sJhPrejCgusplx27&t=177
(2:57から該当シーン)
イメージしていただけたでしょうか?
これからもより傷を付けなく均一な膜厚で色のばしができるよう努め、お客様の印刷物を高品質で刷っていきます。
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