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印刷オペレーターが解説【調肉時のインキを混ぜる順番】

 

こんにちは。印刷課のYです!

インキを混ぜ合わせて特色インキを作る「調肉」という作業があります。
この調肉で、インキを混ぜる順番を誤ってしまうと、必要以上のインキを練ってしまったり、狙った色にたどり着くまでに時間がかかったりと、ムダが発生してしまうことがあります。

今回は、わたくし印刷オペレーターYが、日々の調肉作業で意識している
「インキを混ぜる順番」に関する3つのポイントをご紹介します。

 

 

【その1】配合比率の高いインキから混ぜる

調肉を始めるときは、まず配合比率が最も高いインキをベースにし、
そこに少しずつ他の色を加えながら混ぜていきます。
こうすることで、色や全体の量を調整しやすくなります。
逆に、配合比率の低いインキを先に使うと、後からベースの色を足すたびに全体量が増えてしまい
余分なインキが出来てしまいます。

 

【その2】明るい色のインキから混ぜる

明るい色のインキを先に使い、そこに暗い色や濃い色のインキを少しずつ加えていきます。
暗い色や濃い色は少量でも色味を大きく変えてしまうため、後から加えるのがポイントです。

 

【その3】色をくすませる時は少しずつ加える

最後のポイントは、色をくすませるときに使うインキ(墨や補色など)をほんの少量ずつ加えることです。
これらのインキは入れすぎると一気にくすんでしまいます
たとえば、オレンジにほんのわずかに藍を加えるだけで、ガラッと印象が変わります。
くすませるときは少しずつ様子を見ながら調整することが重要です。

 

以上が「インキを混ぜる順番」で気を付けていることです。

 

イメージしていただけたでしょうか?
これからも求められた色を正確に調肉し、お客様の印刷物を高品質で刷っていきます!

 

 

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