ちゃお(・o・)>ごりさんです!
以前、印刷課Tのコラム「印刷における紙色の影響とインキ調整」や
P隊長の用紙講座「紙だけで決まる、アストロブライト」でも触れたんですが、
実は印刷って、“紙の色”によって仕上がりの印象が結構変わるんですよね。
「画面で見ていた色と印象が違う…?」
そんな時、原因のひとつになるのが“紙色の影響”なんです。
印刷は、“紙の上に色を重ねている”

オフセット印刷で使うCMYKインキには透明性があります。
絵の具のように下地を完全に隠すわけではなく、紙の色が少し透けて見えるようなイメージです。
つまり、「データでどんな色指定をするか」だけではなく、“どんな紙に刷るか”でも最終的な色の見え方が変わるんです。

例えば、青色系の色上質にフルカラー印刷をすると、全体的に青色みが加わるため、次のような見え方になる場合があります。
・人物写真の肌が青み寄りにくすんで見える
・白背景が薄い青色(=紙色)になる
・黄色のものが緑色寄りに見える/ピンク色のものが紫色寄りに見える
同じデータでも、紙が変わるだけで印象は意外と大きく変わるので注意が必要です。特に、薄い色の写真やイラストは紙色の影響を受けやすいんです。
“紙色込み”の色設定が必要
なので、印刷前に“紙色の影響も踏まえてデータを調整する”必要があります。
「(赤みのある紙の場合)この紙なら少し赤みを下げよう」
「(青みのある紙の場合)この紙なら少し青みを下げよう」
というように、“最終的にどう見えるか”を想定しながら、色を調整していきます。
単純にデータ通りに刷るだけではなく、“紙と合わさった後の見え方”まで考えていくわけです。
色を正確に見せたい場合は、“白紙一択”
ただ、人物写真や商品写真など、“色を正確に見せたい印刷”の場合は別。
やはり、フルカラー印刷で色を綺麗に再現したい場合は、白い紙の方が色を再現しやすいです。
とはいえ、どうしても「蛍光紙っぽいインパクトを出したい」「色上質紙のような雰囲気を使いたい」という場合は、白い紙を使って、画像以外の部分に“本来紙色で見せたかった色”を、背景として印刷する方法もあります。

紙そのものの色を活かすのか、印刷で色を表現するのか。
表現したい全体イメージによって、使い分けるのがポイントなんですよね。
この辺の表現については、こちらからご提案できますので事前になんでもご相談ください。
紙色も、デザインの一部
もちろん、色付きの紙ならではの魅力もあります。
蛍光紙には強いインパクトがありますし、色上質紙には独特のやわらかさがあります。
「写真やイラストの色を綺麗に見せたい」のか、
「紙そのものの存在感を活かしたい」のか。
その目的によって、向いている紙は変わってくるはずです。
例えば、黒一色でシンプルに見せるデザインなら、蛍光紙や色上質紙の存在感がしっかり活きて、クールにキマったりしますよね。

紙色込みで、印刷を考える。
これ、印刷ではかなり大事なポイントだと思います。蛍光紙や色上質紙を使う時は、“紙そのものの色もデザインの一部”として考えてみてくださいね!
弊社では、お客様の求める表現をかたちにするお手伝いをしています。
どうぞお気軽にご相談くださいね。
今回のコラムはごりさんが担当しました(・o・)>
それでは、またお会いしましょう♪
